飢時の飲食、寒時の衣服、熱時の冷風、昏時の睡眠、みなこれ本有無作無縁の慈悲の利益にあらざることなきなり。

出典:授職潅頂口伝鈔文永十一年二月十五日

空腹のときにご飯が頂ける。のどが渇いたとき水が飲める。寒いときに温かい服を着る。熱いときに冷風にあたる。 ただただ当たり前の事であります。でも、食べたくても食べ物がない、寒くても着るものがない、眠くても寝ていられない・・・たくさんいます。
ただただ当たり前の事でも、それができるのは守られているから、眼には見えないけれども仏様神様に護っていただいている、功徳をいただいているからなのです。
まずそのことに気付く事が大切です。
今年新型コロナウイルスによって、当たり前だったことが当たり前でなくなり、不自由な生活が約1年たとうとしています。今までの生活が、どれほど有難いことだったのかが・・・
「南無妙法蓮華経の妙とは蘇生の義なり開顯の義なり」といいます。蘇生とは蘇らせる、生き返させることであり、開顯とはもう一度ものの本質、価値を見直すことです。
何気ない日常、平凡といわれる生活の有難さ、いつも護られていたんだと、仏様神様に感謝の心を持ちながら、南無妙法蓮華経を唱えていくと、必ず以前のようなそれ以上の生活に戻ることが出来のです。
あたり前っと思う心の袋の中には仏様がいらっしゃたのです。

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