たといさとりあれども信心なき者は誹謗闡提の者也

出典:法華題目鈔文永三年

「信心肝要」
仏法の大海(だいかい)は信を能入とするといいます。能入とは、仏の教えの門に入り、仏道を成就へと導く最良・最先の手がかりのことです。
それが「信」。信ずることによってのみ仏道をきわめ入ることができるのです。信心肝要、信心為先である。
信心の志とその実修によってのみ、仏に救われるのであり、そのための根本条件が信の一字であります。 
悟りの有無、この場合の悟りとは仏教の理解度をさしますが、知恵・才覚などは、成仏の必要条件ではない。いたずらな才能は、ややもすれば逆作用を生むから利根は不可。むしろ鈍根者は純信ゆえに一途で正しい見識を素直にまっすぐにもつのであって、頼もしいのであります。
ただただ純粋に信心を持つのみなのです。

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