2026.09.15
永代供養を和歌山で比べるとき、形の違いと費用の見方が分かります

「永代供養」という言葉は見かけるけれど、実際に何がどこまで含まれるのかは分かりにくいものです。和歌山でお寺や霊園を調べはじめた方に向けて、永代供養という言葉の中身、形ごとの違い、問い合わせのときに確かめておきたい点を順に書いていきます。当山(和歌山市新堀東の覚王山 妙宣寺)では、永代供養とのうこつぼをお受けしています。
永代供養とは、お寺が供養を引き受ける形のこと
永代供養とは、ご遺骨をお預かりしたお寺や霊園が、ご家族に代わって供養とお手入れを続けていく形のことを指します。「永代」とありますが、ご遺骨を個別のまま未来永劫に置き続けるという意味ではありません。多くの場合、一定の期間は個別に安置し、その後は他の方々と同じ場所にまとめてお祀りする「合祀(ごうし)」に移ります。合祀とは、ご遺骨を一つの供養塔などに合わせてお納めする形です。
ここを取り違えたまま申し込むと、あとで「いつまで個別だと思っていたのに」という食い違いが起こります。永代供養を調べるときは、まず「個別に安置される期間」と「そのあとどうなるか」の二つを軸に見ていくと、形の違いが整理しやすくなります。言葉そのものの意味やお申し込みの流れについては、当山のコラム永代供養とは?わかりやすく、初めての方へ費用と流れを知るにもまとめています。
なお、永代供養と混同されやすい言葉に「永代使用料」があります。こちらは墓石を建てる区画を使う権利に対する費用で、供養を引き受けてもらうこととは別のものです。
形はおおむね三つに分かれます

呼び方は寺院や霊園によってさまざまですが、中身を見ていくと次のように整理できます。
| 形 | 個別の安置 | 向いている方 | 留意する点 |
|---|---|---|---|
| はじめから合祀する形 | なし | 費用を抑えたい、お参りは供養塔で構わないという方 | 納めたあとにご遺骨を取り出すことはできません |
| 一定期間は個別に安置し、のちに合祀する形 | あり(年数を定める) | しばらくは故人ごとにお参りしたい方 | 期間が終わる時期と、その後の扱いを確認しておきます |
| 納骨壇(室の形をしたお墓) | あり(期間を選べる場合が多い) | お墓は持ちたいが墓石やお手入れの負担は避けたい方 | 年ごとの護持費用の有無を確認しておきます |
どれが良い・悪いということではなく、どなたがどのようにお参りするかで選ぶものです。ご家族が近くにお住まいなのか、遠方なのか、お参りに来られる方がこの先どれくらいいらっしゃるのか。そこから逆算すると、必要な形はしぼられていきます。
問い合わせのときに確かめておきたい六つの点

1. 総額がいくらになるか
表示されている金額に何が含まれているかは、寺院や霊園ごとに違います。納骨のときのお布施、お名前を刻む費用、お位牌やお戒名にかかる分などが別立てになっていることもあります。「この金額のほかにかかるものはありますか」と一度尋ねておくと、総額の姿が見えます。
2. 申し込んだあとに毎年かかるものがあるか
年会費・護持費・管理費といった名前で、毎年の費用が続く場合があります。金額の大小よりも、続くのかどうか、続くなら何年分をどなたが払うのかを確かめておくことが大切です。
3. 個別安置の期間が終わったあとの扱い
合祀に移るのか、期間を延ばせるのか、そのとき費用が発生するのか。ご家族への連絡がどうなるのかもあわせて聞いておきます。
4. ご遺骨を返してもらえるか
事情が変わって別の場所に移したくなることもあります。合祀は他の方のご遺骨とご一緒にお納めする形のため、お納めしたあとに特定のご遺骨だけを取り出すことはできません。個別に安置されている間ならどうかを、申し込みの前に確かめておきます。
5. 宗旨・宗派の決まりと、檀家になる必要の有無
寺院によって考え方が異なります。他宗派でも受け入れているところ、檀家になることを前提としているところの両方があります。ご自身やご家族の事情に照らして、早い段階で尋ねておくとよい点です。
6. 納めたあと、どのように供養されるか
永代供養は「納めて終わり」ではなく、その先の供養が本体です。お彼岸やお盆の法要があるのか、ご命日にお経をあげてもらえるのか。ここは金額の比較では見えない部分ですので、言葉にして聞いてみてください。
お参りのしやすさは、見学のときにしか分かりません
資料や写真では分からないのが、実際に足を運んだときの感覚です。和歌山市内であればバスで行けるのか、駐車場があるのか。門から納骨の場所までに段差や階段はどれくらいあるのか。ご自身が十年後、二十年後にも通える道のりかどうかを、その日の足で確かめておくことをおすすめします。
あわせて、お参りできる時間帯と、お供えの決まりも見ておきます。お花や飲み物をお供えできるか、置いたままにできるかは場所によって違います。お参りのたびに気を遣うことになるかどうかは、長く通ううえで案外大きな違いになります。
生前に決めておく場合の進め方
ご自身のことを生前に決めておきたいという方は増えています。進め方としては、まず形と場所をしぼり、見学と相談を経て申し込み、そのうえで「どこに何を申し込んであるか」をご家族や身近な方に伝えておく、という順になります。書類の保管場所を一言伝えておくだけでも、後に残る方の迷いは減ります。
生前のお申し込みを受けているかどうかは寺院によって異なりますので、相談の際に確かめてください。決めるのに時間がかかっても構いません。ご家族と話す期間を含めて考えていただくものです。
当山(覚王山 妙宣寺)のご供養と費用
当山は和歌山市新堀東にある日蓮宗の寺院で、寛永年間(1624〜1644年)の創立と伝えられています。魁星妙見さまをお祀りし、古くから「堀止の妙見さん」と呼ばれてきました。永代供養は次の区分でお受けしています。
| 種類 | 費用 | 内容 |
|---|---|---|
| 永代供養 | 15万円 | 毎月の命日のご供養とお彼岸・お盆のご供養が付いております。お骨は10年間は個別に安置し、その後合祀します。 |
| 永代供養(年忌供養付き) | 17年 23万円/33年 33万円/50年 50万円 | その年数まで個別に安置し、お彼岸とお盆の施餓鬼供養(せがきくよう。広くご霊位に供物を捧げる法要)、ご命日と各年忌の供養が付きます |
| 合祀供養 | 5万円 | すぐに合祀し、過去帳(ご先祖様のお名前とご命日を記した帳面)に記して供養します |
| 墓じまい後のご先祖様の永代供養 | 1家分 20万円/納骨のみ 10万円 | 墓じまいのあとのご供養をお受けします |
| のうこつぼ | 一室 50万円から(管理費(護寺会費)年3,000円) | 永代供養が付いた集合型の納骨墓です |
のうこつぼの管理費(護寺会費)(年3,000円)を除き、お申し込みのあとに年会費・寄付金・管理費はいただいておりません。のうこつぼはお骨の大きさや数に制限がなく、一室の費用はお一人でもご家族でも同じです。ご家族以外の方とも、ペットともご一緒に納められ、血縁は問いません。ご利用になる期間はご自身で決めていただき、そのあとは永代供養塔で当山が供養を続けます。墓石を建てる必要がなく、お手入れも不要です。
お納めいただいたお骨には月命日にお読経をあげ、日々のご回向(えこう。読経の功徳を故人やご先祖様に振り向けること)を欠かしません。宗旨・宗派・国籍は問わず、生前のご相談・ご契約もお受けしています。納骨堂に安置している間のご遺骨は、それぞれの年数が終わるまでお返しできますが、埋葬後の返還はできません。
なお、墓じまいの石材撤去や行政手続きの代行は行っておりません。お受けするのは、そのあとのご供養です。
相談と見学のしかた
当山の受付は7:00〜18:00、電話(073-422-7968)かフォームで承ります。ご供養と人生相談は予約制です。住職が他の勤めに出ていることがありますので、お越しになる前に一度お電話をいただけますと確かです。相談は住職が直接お受けします。
アクセスは和歌山バス「堀止」下車、東へ徒歩約5分です(JR和歌山駅・南海和歌山市駅から)。駐車場は25台あります。境内はバリアフリーに配慮しており、車椅子でもお参りいただけます。お参りの時間は制限しておらず、お花・お菓子・飲み物など、お好きなものをお供えいただけます。
永代供養は、ご自身やご家族のこの先の暮らしに関わることです。形の違いと確かめる点が分かれば、あとはご自身の事情に照らして選んでいくだけになります。迷っておられる段階でのご相談も承っていますので、決めてからでなくて構いません。
永代供養を申し込むと、ご遺骨はずっと個別に安置されるのですか。
日蓮宗ではありませんが、和歌山の日蓮宗のお寺に永代供養を申し込めますか。
申し込んだあとに毎年かかる費用はありますか。
一度納めたご遺骨を、あとから別の場所へ移すことはできますか。
自分が元気なうちに永代供養を決めておくことはできますか。
ご相談・ご予約
ご相談・ご見学は、お電話(073-422-7968/受付 7:00〜18:00)またはフォームからお受けしています。住職 蘆田恵教が直接お受けします。
ご不明な点は、そのままお尋ねください。無理におすすめすることはありません。