2026.10.07
和歌山の寺へ初めて相談する前に、費用の内訳と見学の流れ

「和歌山 寺」と検索される方のご事情は、ひとつではありません。お骨の納め先を探している方、法事を頼む先がなくて困っている方、ご祈祷を受けたい方、誰にも言えない悩みを聞いてもらいたい方。どれも「どこへ、どう声をかければよいのか分からない」という点では同じかもしれません。ここでは、和歌山でお寺を探すときに何を見て、何を尋ねればよいのかを順に書いていきます。覚王山 妙宣寺(和歌山市新堀東)が、ふだん電話やご相談でよくお伝えしていることをもとにまとめました。
お寺に頼めることは、大きく三つに分かれます

お寺と聞くと「お葬式と法事」を思い浮かべる方が多いのですが、実際にお受けしていることは三つの系統に分かれます。この区別がつくと、どこへ問い合わせればよいかが見えやすくなります。
1. ご供養(納骨・法要・永代供養)
お骨をお預かりして納める、年忌の法要を勤める、墓じまいのあとのご先祖様をお引き受けする、といったお勤めです。継いでくださる方がいない場合には、お寺が代わってご供養を続ける「永代供養」という形があります。お骨の置き場所と、読経を続ける主体と、その費用。この三つがどうなっているかを確かめるのが、ご供養の相談の中心になります。
2. ご祈願・ご祈祷
安産祈願、赤ちゃんの夜泣きや疳の虫のための虫封じ(虫切)、病気平癒を願うお勤めなど、今を生きる人のためのお祈りです。和歌山には古くから地域に伝わる祈祷を続けている寺院があり、当山でも土用の丑の日の「きうりふうじ」、お月見の日の「ぢふうじ」を毎年勤めています。日取りが決まっている行事は、その日に合わせて動く必要があります。日取りを決めていないご祈願は随時お受けしており、当山では病気平癒、交通安全、合格成就、家内安全、厄除け、安産成就、車両祈願などを、お話を伺ってから内容を決めてお勤めします。病気平癒をご希望の場合は、病名や症状の状態がわかった方が、より詳細にご祈祷を執り行うことができます。
3. 人生相談・悩み事
金額や形式がはっきりしない分、いちばん敷居が高く感じられるのがここかもしれません。家族のこと、先々のこと、気持ちの整理。お寺によって受け方は違いますが、僧侶が直接伺う形をとっているところであれば、まずは電話で「こういう話を聞いてもらえますか」と尋ねるところから始められます。
和歌山でお寺を探すとき、相談前に確かめたい5点

見学や問い合わせの前に、次の5点をメモしておくと話が早く進みます。どれも、電話で短く尋ねられることばかりです。
| 確かめること | 尋ね方の例 | なぜ要るのか |
|---|---|---|
| 檀家になる必要があるか | 「檀家ではないのですが、お願いできますか」 | お寺によって方針が異なります。入檀を前提とするところと、そうでないところがあります |
| 宗派を問われるか | 「家の宗派が違う(分からない)のですが」 | ご先祖様の宗派と合わせたい方もいれば、問わない寺院を選ぶ方もいます |
| 総額と、あとからかかるもの | 「最初に納める額のほかに、毎年かかるものはありますか」 | 一度きりの供養料と、毎年の護持会費・管理費は別の性質のものです |
| お参りのしやすさ | 「駐車場はありますか」「段差はありますか」 | 何年も通う場所です。歳を重ねてからも行けるかで見ます |
| 誰が応対するか | 「住職にお話しできますか」 | 供養や相談は人と人のやり取りです。話しやすさは大切な判断材料になります |
見学の予約をとるところまで進む方は、和歌山のお寺で見学予約、初めての人が確かめたい5点も合わせてご覧ください。車でお越しになる場合の確認点は和歌山のお寺で駐車場ありを探す、車で行く前の5つの確認点にまとめています。
供養料は「総額」と「毎年」を分けて聞く
供養料でいちばん行き違いが起きやすいのが、最初に納める額だけを見て決めてしまうことです。確かめたいのは次の二つです。
ひとつは、最初に納める供養料に何が含まれているか。お骨を個別に安置する年数、そのあとどうなるか、毎月や年中行事のご供養が付くのかどうか。同じ「永代供養」という言葉でも、すぐに他の方と一緒にお納めする形(合祀)と、一定の年数は個別に安置する形とでは、供養方法がかわってきます。
もうひとつは、申し込んだあとに毎年かかるものの有無です。集合型の納骨墓には年ごとの護持会費がかかることがあり、これは供養料とは別に続いていく費用です。金額の多少よりも、「かかるのか、かからないのか」「かかるなら何に使われるのか」をはっきりさせておくほうが、あとあと気持ちが落ち着きます。費用の内訳の見方は永代供養の相場の感覚、初めて調べる方へ4つの内訳で詳しく書いています。
問い合わせから見学までの進め方
電話をかけるのが気が重い、という声をよくいただきます。長く話す必要はありません。最初のひと言は「永代供養のことで伺いたいのですが」「お骨の納め先を探しています」で十分です。そのあとに、先ほどの5点を順に尋ねていけば、だいたいの輪郭はつかめます。
かける時間帯は、朝のお勤めや法事と重なりにくい時間を選ぶと落ち着いて話せます。寺院は僧侶が外のお勤めに出ていることがあり、常に人がいるとは限りません。見学を希望される場合は、来る前に一度連絡を入れておくと、行き違いが起きにくくなります。
見学では、納め先の実物だけでなく、本堂までの道のり、段差、手すり、お手洗い、駐車のしやすさも見ておきます。ご自身が十年、二十年先に歩く道として見ると、判断の基準が変わってきます。
初めてお参りするときの作法と持ち物
作法を知らないから行きづらい、と感じる必要はありません。山門で一礼し、本堂前にて手を合わせてお参りをする、それからお墓参りをしたり、用事のある時は玄関からお入りください。お線香やお花は、お寺で用意されていることもあれば、持参する形のこともありますので、事前に尋ねておくと迷いません。
数珠はあれば持っていきます。服装は喪服である必要はなく、落ち着いた色合いであれば普段着で構いません。宗派ごとの細かな作法の違いが気になる方は、日蓮宗の寺を初めて訪ねるとき、お参りの作法と確かめる点をご覧ください。
安産祈願のように日取りの目安があるものは、その点も確かめます。妊娠5ヶ月目の最初の戌の日が良いとされますが、六曜とは関係がなく、安定期に入った体調の良い日で構いません。腹帯があればお持ちいただきます。
当山でお受けしていること
覚王山 妙宣寺は、和歌山市新堀東にある日蓮宗の寺院です。寛永年間(1624〜1644年)の創立と伝えられ、正徳2年(1712年)に建てられた寄せ棟造りの本堂が、修理と補強を重ねながら今も残っています。魁星妙見さまをお祀りし、古くから「堀止の妙見さん」と呼ばれてきました。幕末から明治の和歌山を日記に書き残した川合小梅が眠る寺でもあり、今も「小梅日記を楽しむ会」の方々が年に一度、行事を行っておられます。
宗旨・宗派・国籍は問いません。これは永代供養・水子供養・ご祈願・人生相談のすべてに及びます。日蓮宗の寺院ですが、他宗派の方も、ご自身の家の宗派が分からない方も、そのままご相談いただけます。
永代供養は四つに分けてご案内しています。「永代供養」が15万円で、お骨を10年間は個別に安置します。毎月の命日のご供養と、お彼岸・お盆のご供養が付きます。「永代供養(年忌供養付き)」は17年23万円・33年33万円・50年50万円で、その年数まで個別に安置し、お彼岸とお盆の施餓鬼供養(餓鬼道にある精霊に施し、ご先祖様を供養するお勤め)、ご命日と各年忌のご供養が付きます。「合祀供養」が5万円で、お骨は合祀し過去帳に記してご供養します。集合型の納骨墓である「のうこつぼ」は一室50万円からで、管理費(護寺会費)が年3,000円かかります。のうこつぼの管理費(護寺会費)を除き、お申し込みのあとに年会費・寄付金・管理費はいただいておりません。
のうこつぼは、お骨の大きさや数に制限がなく、一室の費用はお一人でもご家族でも変わりません。血縁を問わないため、ご家族以外の方ともご一緒に納められます。墓石を建てる必要がなく、お手入れもいりません。
墓じまいのあとのご先祖様の永代供養は1家分20万円、納骨のみをご希望の方は10万円です。なお、石材の撤去や行政手続きの代行は扱っておりません。お受けするのは、そのあとのご供養です。改葬の手続きそのものについては改葬の流れと費用、遠方のお墓を移すときの必要書類をご覧ください。
永代供養の方々には日々のご回向(読経の功徳を故人やご先祖様に差し向けること)、月命日、お彼岸、お盆の供養を行います。お参りの時間は制限しておらず、お花・お菓子・飲み物など、好きなものをお供えいただけます。バリアフリーに配慮しており、車椅子でもお参りいただけます。駐車場は25台です。和歌山バス「堀止」から東へ徒歩約5分で、JR和歌山駅・南海和歌山市駅のいずれからもバスで通えます。
ご供養と人生相談は予約制で、受付は7:00〜18:00、電話またはフォームで承っております。人生相談は住職の蘆田恵教が直接伺い、金額は定めておりません。「御礼」「お布施」として御宝前にお供えいただく形で、お時間は1時間ほどのことが多く、秘密は厳守いたします。ご継承の当てがない方の備えについてはおひとりさまの終活と供養|頼る人がいないときに決める4つも参考になるかと存じます。
迷ったときの考え方
お寺を選ぶのに、正解の順番はありません。それでも多くの方が最後に決め手にされるのは、費用の額そのものよりも、「話を聞いてもらえたか」「通い続けられる場所か」の二つです。資料や写真で比べきれない部分なので、気になるお寺があれば一度足を運び、ご自身の目と耳で確かめていただくのがよいと思います。急いで決める必要はありません。
檀家にならないと、お寺に供養を頼めないのでしょうか。
家の宗派が分からないときは、どう伝えればよいですか。
お寺に電話をかけるのは、どの時間帯がよいですか。
足腰に不安があり、車椅子を使っています。お参りできますか。
自分が元気なうちに、納め先を決めておくことはできますか。
ご相談・ご予約
ご相談・ご見学は、お電話(073-422-7968/受付 7:00〜18:00)またはフォームからお受けしています。住職 蘆田恵教が直接お受けします。
ご不明な点は、そのままお尋ねください。無理におすすめすることはありません。