2026.10.26

納骨堂にペットを一緒に納めたい方へ|受け入れ3つの形

長く一緒に暮らした子を見送ったあと、「いつか自分が入るところに、この子も一緒に」と考える方は少なくありません。けれども、いざ納骨堂を調べ始めると、ペットを受け入れているかどうかが書かれていないことも多く、どこに尋ねればよいのか迷ってしまいます。和歌山市の覚王山 妙宣寺でも、「家族と同じ場所に納めたい」というご相談を、人のご供養のご相談と同じようにお受けしています。

この記事では、ペットと一緒に納められる納骨先を探すときに確かめたいこと、受け入れの形の違い、費用の見方、見学のときに尋ねる言葉を順にまとめます。

「ペットと一緒」には三つの形がある

ペットと一緒に納骨する三つの形を比べた図

ひとくちに「ペットと一緒に入れる」と言っても、実際の納め方には段階があります。ここを先に分けておくと、問い合わせのときに話が早くなります。

形 納め方 確認しておきたいこと
同じ室・同じ場所に納める 人のお骨とペットのお骨を、ひとつの納骨の室に一緒に納める 室の広さ、骨壺の大きさや数に制限があるか
敷地内の別区画に納める 人は納骨堂、ペットは同じ敷地内のペット専用の場所に納める お参りの動線、それぞれの費用が別々にかかるか
施設を分ける 人とペットを別の施設に納め、それぞれにお参りする 二か所に通う負担、将来どちらかを移すことになるか

ご自身が望んでいるのがどの形かをはっきりさせないまま見学に行くと、「ペットも大丈夫です」という返事を受けて安心したあとで、実は別区画だったと分かることがあります。最初の電話で「同じ室に一緒に納めたいのですが」と、形まで言葉にして尋ねるのが確実です。

確認したい5つの点

ペットと入れる納骨先で確認したい5つの点のチェックリスト

1. 同じ室に納められるか、骨壺の数に制限はあるか

納骨堂は、ひとつの室の大きさがあらかじめ決まっています。人の骨壺を二つ納める想定で作られている室に、ペットの骨壺を足すと入りきらない、ということが起こります。

尋ねるときは「骨壺はいくつまで入りますか」「大きさの制限はありますか」の二つを続けて聞いてください。ペットの骨壺は人のものより小さいことが多いものの、大型の子の場合は人のものと変わらない大きさになることもあります。粉骨(お骨を細かくして容量を減らすこと)を前提としているかどうかも、あわせて確かめておくと行き違いがありません。

当山の納骨墓(のうこつぼ)は、お骨の大きさや数に制限を設けていません。ペットと一緒に納めていただくこともできます。一室の費用は、お一人でも、ご家族とペットがご一緒でも同じです。

2. 血縁の条件があるか

人の納骨先には、「承継者がいること」「親族であること」を条件にしているところがあります。ペットの可否とは別に、この条件が後から効いてくることがあります。たとえばご友人同士で一緒に入りたい、おひとりで入って将来の承継者はいない、といった場合です。

当山の納骨墓(のうこつぼ)は血縁を問いません。ご家族以外の方とご一緒でも、ご友人同士でも、おひとりの方同士でもお納めいただけます。

3. 宗旨・宗派の条件と、ペットの供養の扱い

寺院の納骨堂では、宗旨宗派を問うところと問わないところがあります。また宗派や寺院の考え方によって、人とペットを同じ場所に納めることへの受け止めが異なります。断られること自体は珍しくありませんので、気を悪くせず、次を当たれば大丈夫です。

当山は日蓮宗の寺院ですが、宗旨・宗派・国籍を問いません。これは永代供養・水子供養・ご祈願・人生相談のすべてに及びます。「みんな、仏様の子」という考えを住職が毎月のお講(法話の集まり)で伝えてきており、当山のご供養はこの考えのうえに立っています。

4. 費用に何が含まれているか

費用は「納骨の費用」だけを見ても比べられません。次の四つに分けて聞き取ると、総額が見えてきます。

区分 中身
最初に納める費用 室や区画そのものの費用。永代供養料を含むかどうかを確認します
毎年かかる費用 管理費、護持会費など。名称は寺院・霊園によって異なります
そのつどの費用 納骨のときのお布施、刻銘、法要を頼むときの費用
ペットに関わる費用 人とは別立てになっているか、同じ室なら追加がかからないか

「ペットも一緒に入れます」と聞いていても、ペット一体ごとに費用が加算される仕組みのところもあります。合計でいくらになるのかを、納める頭数を具体的に挙げて尋ねてください。

当山の納骨墓(のうこつぼ)は一室50万円からで、管理費(護寺会費)が年3,000円です。お骨の数で費用が変わることはありません。費用の内訳の見方は「永代供養の相場の感覚、初めて調べる方へ4つの内訳」、毎年の費用の考え方は「護持会費とは、納骨先を探す方へ|墓地管理料との違いと納め方」にまとめています。

5. そのあと、どうなるか

納骨堂は、個別に安置する期間を決めているところがほとんどです。期間が終わったあと、人のお骨は合祀(ごうし。他の方のお骨と一緒に納めて供養すること)に移るのが一般的ですが、ペットのお骨がそのときどう扱われるかは、施設によって決まりが違います。

「個別の期間が終わったあと、ペットのお骨はどこへ移りますか」「一緒のままですか」と尋ねておいてください。ここを確かめずに契約すると、何十年か先に、残されたご家族が判断に困ることになります。

当山の納骨墓(のうこつぼ)は、利用する期間をご自身で決めていただけます。そのあとは永代供養塔でお寺が供養を続けます。合祀の時期の決め方については「永代供養の合祀のタイミング、年数を決めるときの3つの軸」も参考になさってください。

ペットのお骨を手元に置いたままの方へ

火葬したあと、骨壺をご自宅に置いておられる方はたくさんおられます。手元供養と呼ばれ、法律上の問題はありません。人のご遺骨は墓地埋葬法によって埋葬できる場所が定められていますが、ペットのお骨にはその定めがなく、いつまでご自宅に置いても差し支えありません。

ですから、急いで納め先を決める必要はありません。ご自身の納骨先を考えるときに、あわせてその子の行き先も決める、という順番で構わないのです。

一方で、ご自身が納める時期が決まったあとで探し始めると、選べる先が限られます。「いつか一緒に」と考えておられるなら、ご自身の納骨先を選ぶ段階で、ペットのことも同じ条件のうちに入れて探されるのがよいと思います。

見学のときに持っていくもの・尋ねる言葉

電話で条件が合いそうだと分かったら、実際に足を運んでみてください。そのときに手元にあると話が早いものを挙げます。

  • 納めたいお骨の数(人・ペットそれぞれ)と、骨壺のおおよその大きさ
  • ご自身を含め、将来一緒に納めたい方の人数
  • 通ってくる方の年齢と、足腰や移動の事情

そのうえで、次のように尋ねてみてください。言い方を決めておくと、その場で聞き漏らしません。

  • 「人の骨壺◯つとペットの骨壺◯つを、同じ室に納めたいのですが、入りますか」
  • 「最初に納める費用と、毎年かかる費用を分けて教えてください」
  • 「個別に安置する期間が終わったあと、ペットのお骨はどうなりますか」
  • 「お参りに来られる時間と、お供えできるものを教えてください」

見学では、建物の中だけでなく、門から納骨の場所までの道も歩いてみてください。段差の有無、手すり、雨のときの傘のさしやすさ。何年も通う場所ですから、歩きやすさは費用と同じくらい大事な条件です。

当山はバリアフリーに配慮しており、車椅子でもお参りいただけます。お参りの時間は制限しておらず、お花・お菓子・飲み物など、好きなものをお供えいただけます。お供えの選び方は「お供えの花とお菓子|お墓参りと仏前での選び方と下げ方」にまとめました。

迷ったときの考え方

ペットと一緒に入れるかどうかで候補を絞り込むと、選べる先が少なくなります。そこで条件を全部そろえようとすると決められなくなりますので、優先する順番を決めてしまうのが現実的です。

おおよそ、次の順で考える方が多いように思います。

優先 考えること
通いやすさ 残る方が無理なく通える距離か。お参りが続く条件です
そのあとの供養 個別の期間が終わったあと、誰がどう供養を続けるか
ペットと一緒かどうか 同じ室か、敷地内の別区画でもよいか
費用 最初の費用と、毎年の費用の両方で見ます

「同じ室でなくてもよい、同じ敷地なら」と条件をひとつ緩めるだけで、候補が広がることがあります。どこまでなら納得できるかを、ご自身の中で先に決めておいてください。

ご家族に相談する人がいない、何から手をつけてよいか分からない、という場合は「身寄りがない方が亡くなったあと|手続きの流れと納骨先の基準」もあわせてご覧ください。

当山でのお受けの形

和歌山市新堀東にある当山では、納骨墓(のうこつぼ)を一室50万円からでお受けしています。永代供養が付いた集合型の納骨墓で、墓石を建てる必要がなく、お手入れもいりません。管理費(護寺会費)は年3,000円です。

お骨の大きさや数に制限はなく、ペットとご一緒に納めていただけます。血縁も問いません。利用する期間はご自身で決めていただき、そのあとは永代供養塔でお寺が供養を続けますので、跡を継ぐ方がおられなくても無縁になることはありません。

お納めしたお骨には月命日にお読経をあげ、日々のご回向(えこう。読経の功徳を故人に差し向けること)を欠かしません。生前のご相談・ご契約もお受けしています。

ご相談・ご見学は、受付7:00〜18:00にお電話(073-422-7968)かフォームでお申し込みください。住職が他の勤めに出ていることがありますので、お越しになる前に一度お電話をいただけますと確実です。バスでお越しの方は和歌山バス「堀止」下車、東へ徒歩約5分です。駐車場は25台ございます。道順は「和歌山のお寺へバスでの行き方|初めての方への堀止下車後の道順」をご覧ください。見学の前に整理しておきたいことは「和歌山の寺へ初めて相談する前に、費用の内訳と見学の流れ」にまとめています。

ペットのお骨を、人のお骨と同じ場所に納めても法律上の問題はありませんか。
ペットのお骨には、人のご遺骨のような埋葬場所の法的な定めがありません。受け入れるかどうかは、その寺院や霊園の決まりによります。覚王山 妙宣寺の納骨墓では、ペットとご一緒に納めていただけます。お骨の大きさや数にも制限を設けておりません。
ペットを一緒に納めると、費用は人だけのときより高くなりますか。
施設によっては、ペット一体ごとに費用が加算される仕組みのところがあります。お問い合わせのときに、納める頭数を具体的に挙げて総額を確かめてください。覚王山 妙宣寺の納骨墓は一室50万円からで、お一人でも、ご家族とペットがご一緒でも一室の費用は同じです。このほか管理費(護寺会費)が年3,000円かかります。
今すでに手元にあるペットのお骨を、あとから納めることはできますか。
ご自宅で保管されていたお骨を、あとから納骨先にお納めすることはできます。ただし納める時期や手順の決まりは施設ごとに異なりますので、事前にご確認ください。覚王山 妙宣寺では、お電話(073-422-7968/受付7:00〜18:00)かフォームでご相談をお受けしています。
家族以外の人や、友人と一緒に納骨することはできますか。
納骨先によっては、親族であることや承継者がいることを条件にしている場合があります。覚王山 妙宣寺の納骨墓は血縁を問いませんので、ご家族以外の方とも、ご友人同士でも、おひとりの方同士でもお納めいただけます。
宗派が違っても申し込めますか。檀家にならなければいけませんか。
覚王山 妙宣寺は日蓮宗の寺院ですが、宗旨・宗派・国籍を問わずお申し込みいただけます。これは永代供養・水子供養・ご祈願・人生相談のすべてに及びます。

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ご相談・ご見学は、お電話(073-422-7968/受付 7:00〜18:00)またはフォームからお受けしています。住職 蘆田恵教が直接お受けします。
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