2026.11.01
日蓮宗の妙宣寺、和歌山で初めて参る方へ|見分け方4つ

和歌山市新堀東にある日蓮宗の寺院、覚王山 妙宣寺です。「日蓮宗 妙宣寺 和歌山」とお調べになる方からは、「場所はどこか」「宗派は合っているか」「檀家でなくても供養を頼めるのか」といったお尋ねをいただきます。妙宣寺という寺号は全国にいくつもあり、同じ和歌山県内にも別の寺院があります。ここでは、まず取り違えを防ぐ見分け方からご案内し、そのうえで所在地や交通、お受けしているご供養とご祈願、初めてお参りになる前に確かめておくとよいことまでをまとめます。
同じ寺号の寺院を見分ける四つの手がかり

寺号(お寺の名前)は全国で重複します。インターネットで調べると、地図・寺院一覧・霊園情報サイトなど、別々の寺院の情報が同じ検索結果に並ぶことがあります。供養やご祈願のご相談のように、相手を取り違えると話が噛み合わなくなる場面では、次の四点を順に確かめていくと確実です。
1. 山号をあわせて見る
山号は寺号の前に付く号で、「覚王山 妙宣寺」の「覚王山」がそれにあたります。寺号だけが同じでも山号が違えば別の寺院です。お寺側が名乗るときも、電話口やお札では山号から名乗ることが多いため、照合の手がかりになります。
2. 宗派と総本山を確かめる
同じ寺号でも宗派が異なることがあります。日蓮宗なのか、法華宗の各派なのか、あるいはまったく別の宗旨なのか。宗派が分かったら、その上に立つ本山・総本山まで確かめると、寺院の系統がはっきりします。本山と末寺の関係については末寺とは、供養先を探す方へ|本山との関係と確認4点にまとめています。
3. 住所を市町村まで照合する
「和歌山の妙宣寺」とだけ覚えていると、県内の別の寺院と混ざります。市町村名、さらに町名・丁目まで控えておくと取り違えが起きません。
4. 電話番号で突き合わせる
最後は電話番号です。地図アプリ、寺院の一覧、お寺自身のサイトで番号が一致するかを見れば、同じ寺院の情報を見ていることが確認できます。
この四点にあてはめると、当山は次のとおりです。山号は覚王山、宗派は日蓮宗で、総本山は山梨県の身延山久遠寺です。所在地は和歌山県和歌山市新堀東2丁目1番8号(〒641-0042)、電話は073-422-7968、受付は7時から18時までです。なお、和歌山県伊都郡かつらぎ町の「大瀧山 妙宣寺」は法華宗真門流の寺院(京都西陣 本隆寺の末寺)で、当山とは別の寺院です。佐渡、千葉県東金市、埼玉県さいたま市の妙宣寺も、それぞれ別の寺院です。
覚王山 妙宣寺の所在とお参りの環境
和歌山市の市街地にあり、和歌山バス「堀止」で下車して東へ徒歩約5分です。JR和歌山駅・南海和歌山市駅のいずれからもバスでお越しいただけます。バス停からの道順は和歌山のお寺へバスでの行き方|初めての方への堀止下車後の道順でご案内しています。お車の方には駐車場を25台分ご用意しています。
境内はバリアフリーに配慮しており、車椅子でもお参りいただけます。足腰に不安のある方、ご高齢のご家族とご一緒の方も、段差で引き返すことなくお参りいただけます。お参りの時間は制限しておりません。お花・お菓子・飲み物など、故人がお好きだったものをお供えいただけます。お供えの選び方と下げ方はお供えの花とお菓子|お墓参りと仏前での選び方と下げ方をご覧ください。
寛永年間からの歩みと、本堂のこと
もとは和歌山県粉河村にあった法華経伝道の古刹で、寛永年間(1624〜1644年)の創立と伝えられています。荒廃のため記録が残っておらず、開基は分かっていません。寛文7年(1667年)、紀州徳川家初代藩主・徳川頼宣公の病気祈願のため、徳川家の命により藩主隠居用に建てられた紀州陽山御殿へ移りました。のちに陽山御殿は湊へ移り、お堂はそのまま残されて衰微します。それを嘆いた養珠寺六世 称智院日禅上人が、五代藩主・徳川吉宗公より正徳2年(1712年)に一千三百餘坪の土地を拝領し、現在の地に堂宇を建てて再興しました。
このとき建てられた寄せ棟造りの本堂が、修理と補強を繰り返しながら今も使われています。古い墓石や位牌に刻まれた元号を西暦に直したいときは、寛永年間は西暦でいつか|墓石や位牌に刻まれた年号の読み方が手がかりになります。
お祀りしているのは魁星妙見(かいせいみょうけん)さまで、古くから「堀止の妙見さん」と呼ばれてきました。また当山は、幕末から明治の和歌山を日記『小梅日記』に書き残した女性・川合小梅が眠る寺でもあります。小梅は文化元年(1804年)に紀州藩士・川合鼎と辰子の子として和歌山釘貫町に生まれ、明治22年(1889年)に86歳で亡くなりました。今も「小梅日記を楽しむ会」の方々が、年に一度、当山で行事を行っておられます。
お受けしているご供養とご祈願
宗旨・宗派・国籍は問いません。日蓮宗の寺院ですが、他宗派の方も、国籍の異なる方もお申し込みいただけます。これは永代供養・水子供養・ご祈願・人生相談のすべてに及びます。檀家になっていただく必要もありません。
永代供養と納骨墓(のうこつぼ)
お墓を継ぐ方がいない、子や孫に負担をかけたくない、生前に自分で決めておきたい──そうしたご事情でご相談に来られる方が多くいらっしゃいます。当山の永代供養は四つの区分に整理してあり、お申し込みの前に総額が分かる形にしています。
| ご供養 | 費用 | 内容 |
|---|---|---|
| 永代供養 | 15万円 | 毎月の命日のご供養と、お彼岸・お盆のご供養が付きます。お骨は10年間は個別に安置し、その後合祀します |
| 永代供養(年忌供養付き) | 17年 23万円/33年 33万円/50年 50万円 | その年数まで個別に安置し、お彼岸とお盆の施餓鬼供養(ご先祖様とあらゆる精霊に食べ物をお供えする法要)、ご命日と各年忌のご供養が付きます |
| 合祀供養 | 5万円 | お骨は合祀し、過去帳(お亡くなりになった方のお名前や命日を記す帳面)に記してご供養します |
| のうこつぼ | 一室 50万円から | 永代供養が付いた集合型の納骨墓。管理費(護寺会費)が年3,000円かかります |
のうこつぼは墓石を建てる必要がなく、お手入れもいりません。お骨の大きさや数に制限はなく、一室の費用はお一人でもご家族でも同じです。血縁を問わないため、ご家族以外の方とも、ペットともご一緒に納められます。利用する期間はご自身で決めていただき、そのあとは永代供養塔でお寺がご供養を続けます。ペットとご一緒の納骨については納骨堂にペットを一緒に納めたい方へ|受け入れ3つの形をご覧ください。
のうこつぼの管理費(護寺会費)年3,000円を除き、お申し込みのあとに年会費・寄付金・管理費はかかりません。この種の費用の性格については護持会費とは、納骨先を探す方へ|墓地管理料との違いと納め方に整理しています。お納めいただいたお骨は月命日にお読経をあげ、日々のご回向(お経をあげて、その功徳を故人に回し向けること)を欠かしません。生前のご相談・ご契約も承っています。継ぐ方がいない場合の考え方は日蓮宗の寺院での永代供養|継ぐ人がいないときの5つの確認点にまとめました。
水子供養
水子供養は1霊 5,000円です。本堂と慈母観音さまで一霊ずつ個別にご供養し、供養之契証を本堂にお祀りします。ご希望の方はお持ち帰りいただけます。水子永代供養は3万円で、お戒名(仏弟子として授かるお名前)を授け、慈母観音さまの中へお位牌を納めます。水子さんが何霊あっても1回の供養料は同じです。お戒名にご希望の字がある場合は、ご予約のときにお申し出ください。
ご祈願・ご祈祷
ご祈願は、法華経の教えと日蓮大聖人の信仰に基づき、法華経と「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えて、仏菩薩・諸天善神のご加護を願う修法です。願いの種類は、病気平癒・身体健全、家内安全・交通安全、厄除け・開運、商売繁盛・事業繁栄、学業成就・受験成就、安産・子授け、虫封じ・災難消除などです。お供えは各ご祈祷ご祈願で5,000円以上を申し受けています。なお、病気平癒のご祈祷は医療に代わるものではありません。お身体の不調があるときはまず医療機関にかかっていただき、医師の治療を受けながら、あわせて心身の回復と生命力の増進を祈るお勤めとしてお受けください。
安産祈願のお供えは5,000円以上で、お守りとお札を授与します。妊娠5ヶ月目の最初の戌の日がよいとされますが、六曜とは関係がありません。安定期に入った体調の良い日で構いません。腹帯があればご持参ください。産後のお礼参りについては安産祈願のお礼参り、産後に迷う方へ|時期と持ち物でご案内しています。なお、ご祈願・ご祈祷には予約が必要なものがありますので、お電話でお尋ねください。
人生相談
人生相談は住職が直接お受けします。金額は定めておらず、「御礼」「お布施」として御宝前にお供えいただいています。お時間は1時間ほどのことが多く、秘密は厳守します。話した内容がどう扱われるのかが気がかりな方は、秘密厳守とは、相談前に確かめたい4点と法的根拠をあらかじめお読みいただくとよいかもしれません。
そのほかのご供養
年忌法要のお布施は3万円から、塔婆は1体3,000円です。人形供養・写真供養・遺品供養・物品供養は1体(1つ)1,000円から、段ボール1箱なら5,000円でお受けしています。
年中行事
| 行事 | 日程 | 内容 |
|---|---|---|
| 慈母観音さま大祭 | 毎年5月第一日曜日 11時から | 水子供養を併修します。どなたでもご参拝いただけます |
| きうりふうじ | 毎年 土用の丑の日 | 五百年以上続くと伝わる秘法で、諸病消滅を願う大封じ祈祷会。お参りの方はきゅうりを一人一本ご持参ください |
| ぢふうじ | 毎年 お月見の日 | そのお悩みを封じる大祈祷会。お経と秘法でお勤めします |
きうりふうじとぢふうじは朝から夕方まで終日勤め、他のお寺の僧侶も加わります。終わりに住職がお守りを授け、次のお月見の日までお持ちいただきます。ご祈祷料はお一人3,500円です。ご祈祷会へのご参加をご希望の方は、ご連絡ください。遠方でお越しになれない場合は、お問い合わせください。
初めてお参りになる前に、確かめておくとよいこと
寺院へのご相談は、何度も経験することではありません。当日になって困らないよう、お電話の段階で次のことを確かめておかれると、落ち着いてお参りいただけます。
予約が要るかどうか
ご供養と人生相談は予約制です。ご祈願・ご祈祷にも予約が必要なものがありますので、ご希望の内容をお伝えのうえお尋ねください。ご祈祷会は、ご参加を希望される方からご連絡をいただく形にしています。
住職が在寺かどうか
住職が他の勤めに出ていることがあります。ご相談や見学でお越しになる前に、一度お電話をいただけますと確実です。受付は7時から18時までで、お電話のほかフォームでも承っています。
費用の区切りと、あとからかかるもの
供養料のほかに、年会費・管理費・寄付金といった継続的な費用があるかどうかは、どの寺院に相談する場合でも最初に確かめておきたい点です。当山では、のうこつぼの管理費(護寺会費)年3,000円を除き、お申し込みのあとにこれらの費用はかかりません。見学当日の流れや費用の内訳の見方は、和歌山の寺へ初めて相談する前に、費用の内訳と見学の流れにまとめています。
お骨の返還と、合祀のとき
納骨堂に安置している間のご遺骨は、それぞれの年数が終わるまで返還できます。埋葬後の返還はできません。個別安置から合祀へ移る年数をどう考えるかは永代供養の合祀のタイミング、年数を決めるときの3つの軸、合祀のあとの記録の残り方は永代供養の合祀と過去帳、迷う方へ|記録の残り方とお参りでご説明しています。
服装と持ち物
見学やご相談だけであれば、普段着で差し支えありません。ご納骨やご法事の日は、黒を基調とした落ち着いた装いが一般的です。ご遺骨をお持ちになる場合は、火葬許可証や改葬許可証など、手元にある書類をまとめてご持参ください。どの書類が要るかは、ご事情によって変わりますので、ご予約のときにお尋ねください。
当山は「みんな、仏様の子」という考えを中心に置いています。生まれてきた人も、生まれてこられなかった子も、分け隔てなくご供養いたします。お名前の似た寺院が多く、どこへ問い合わせればよいか迷われたときは、山号・宗派・住所・電話番号の四点で照らし合わせてみてください。
和歌山県内に妙宣寺は複数ありますか。
檀家でなくても、宗派が違っても供養を頼めますか。
お参りの時間は決まっていますか。お供えはできますか。
車や車椅子でもお参りできますか。
人生相談はいくらかかり、どのくらい時間がかかりますか。
ご相談・ご予約
ご相談・ご見学は、お電話(073-422-7968/受付 7:00〜18:00)またはフォームからお受けしています。住職 蘆田恵教が直接お受けします。
ご不明な点は、そのままお尋ねください。無理におすすめすることはありません。